ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その3)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始め、紆余曲折、色々ありましたが何とか「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続きを完了させます。ただ、とにかく急いで移換手続きだけをシマウマに無理を言って進めてもらっただけなので、本当のメリットもデメリットも理解していません。60歳までやめられないことを今知ります。大丈夫でしょうか?
前回のお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その2) - よこしまうま日記
ヨコシマウマ:
60歳まで引き出せないことをデメリットと見るか、メリットと見るかそれは人それぞれですね。60歳までどれだけ自分にエサが必要かしっかり計画立てることが必要ですね。
シマウマ(の心の声):
んっ?いつになく物分かりが良いぞ?今日のヨコシマウマさん。
シマウマ:
うん、そうだね。それが難しんだけどね。そんな長い先の将来がどうなるかなんて、計画立ててもなかなかその通り行かないだろうしね。
ヨコシマウマ:
そうですよね。私なんて何も将来の計画もなかったし。明日のことも考えられないくらいで、昨日のことはもう忘れてるからね。たまたまカメ先輩に言われてなにも理解せず確定拠出年金やってただけだし、それでたまたまエサが足りて日々の生活が成り立ってただけだもんなぁ。
シマウマ:
ヨコシマウマさんは相変わらず運だけは良いみたいだね。
シマウマ(の心の声):
頭は良い感じで悪いみたいだけど。。。ちょっとうらやましいな。。。
ヨコシマウマ:
確定拠出年金のデメリットって、この60歳まで引き出せないってことだけですか?
シマウマ:
あとはデメリットってわけじゃないけど、60歳になって確定拠出年金でたまったものを引き出す時の引き出し方に気をつける必要があるってことかな?
ヨコシマウマ:
どういうことですか?
シマウマ:
確定拠出年金で積み立てている間は、その積み立てた金額分だけ所得が減った扱いになって、その減った所得に応じて所得税や住民税の節税効果があるって言ったの覚えてる?
ヨコシマウマ:
もう、既にちょっと怪しくなってきたけど節税効果があるってことはまだ覚えてます。
シマウマ:
っていうことは、60歳以降にそれまで預けたエサを受け取るときはその逆で、確定拠出年金を60歳過ぎて受け取るときに受け取ったエサが所得となるからそのエサの量(金額)に応じて所得税とか住民税がかかってくるんだ。
ヨコシマウマ:
んっ?!ってことは、結局どういうこと?よくわかんないぞぉ。
シマウマ:
ちょっとヨコシマウマさんには難しいと思うけど、60歳以降にそれまで貯めた確定拠出年金を受け取るときに、受け取り方によっては思ってた以上に税金を取られてしまう可能性があるんだ。だから、貯めておいた金額全部が自分の手元に返ってくるわけじゃないんだ。
ヨコシマウマ:
じゃぁ、どうすればいいの?
シマウマ:
受け取り方は、一括で全部受け取る方法から、5年から20年の間で分割して受け取る方法や、一括と分割を併用して受け取る方法といろいろあるんだよ。それぞれ税金の計算方法が異なるんだ。そしてその計算方法も人によって異なるんだ。
ヨコシマウマ:
簡単に言うとどんな方法や違いがあるんですか?
シマウマ:
まず一括で受け取る場合は、退職所得とみなされて税金の計算をするんだよ。退職所得は、税金がとても優遇されている所得なんだ。確定拠出年金の加入年数によって退職所得控除額が計算され、結果、所得が0とみなされて課税されないこともあり得るんだ。ただ、勤務先によって60歳で退職金が出る場合は、同じ時期に受け取ると退職所得が合算されてしまうから、課税額が多くなってしまうこともあり得るんだ。税金のことを最優先に考えるなら、退職金をもらう時期と被らないようにした方がいいよ。
分割で受け取る場合は、他の年金や、働いている場合の給料、その他の所得と合算された所得に応じて税金の計算をするんだ。だから、60歳以降も定期収入がある人は税金が結構高くなってしまう可能性があるんだよ。
(その4に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その4) - よこしまうま日記
前回のお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その2) - よこしまうま日記
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その2)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始め、紆余曲折、色々ありましたが何とか「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続きを完了させます。ただ、とにかく急いで移換手続きだけをシマウマに無理を言って進めてもらっただけなので、本当のメリットもデメリットも理解していません。60歳までやめられないことを今知ります。大丈夫でしょうか?
前回のお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1) - よこしまうま日記
シマウマ:
ある意味というよりあらゆる意味ですごいよね。ヨコシマウマさんは。
カメ先輩に言われるがまま中身も理解しないで企業型確定拠出年金始めたヨコシマウマさんはしすごいし、わかってないヨコシマウマさんに強く勧めたカメ先輩もすごい。
そして、今回もデメリットを理解してないのに「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を始めたのもすごいことだよ。普通じゃないね。
ヨコシマウマ:
私ってすごいぞぉ。
シマウマ:
あのぉ、話がヨコシマウマさんがすごいかどうかについてになってきてるけど。。。
確定拠出年金の話に戻らなくていいの?
ヨコシマウマ:
あっ、話戻しましょう。
シマウマ:
預けたエサは60歳まで使えない(食べられない)。だから今後60歳までどれだけ自分や家族がエサを食べるかを考えて、どれだけゆとりがあるかを考えてから確定拠出年金の拠出額を決めるべきなんだ。理想を言えばね。
ヨコシマウマ:
そっかぁ。
結果的に私は体も小さくて少食だから、日々のエサは少なくても一応生活できてきたし、これからもしばらくは大丈夫そうたけど、仕事を辞めちゃってそんなにエサを積み立てられなくなっちゃうこともあるかもね。
シマウマ:
そうだね、ちょっとわかってきたじゃないか、ヨコシマウマさん。
人によっては、確定拠出年金を身の丈以上にたくさんやりすぎて、今の生活が苦しくなってしまってる人もいるかもね。
ヨコシマウマ:
あちゃぁ!それは大変だぁ。どうしよ、どうしよ、私は大丈夫かな?
60歳まで長いかなぁー。それは大きなデメリットかもしれないですね。
シマウマ:
でもさっき話したように、積み立てるエサの量(掛け金)は変更することができるんだ。ただし、一年に一度だけだから気を付けてね。
ヨコシマウマ:
はい、わかりました!
シマウマ:
でも、60歳まで引き出せないことは見方を変えるとメリットかもしれないんだ!
ヨコシマウマ:
んっ?そうなの?
シマウマ:
いつでも引き出せる草食動物信用金庫の普通預金で60歳まで貯蓄し続けようとしても、ついついおいしい干し草食べたいとか、いつも白と黒のシマシマじゃぁ飽きたからってお洒落な赤いシマシマの着ぐるみを高級ブティックで買いたい!、とか言って普通預金を引き出して使っちゃう可能性ってあるでしょ?意志の弱い人ほど、「今回だけは特別、頑張った自分へのご褒美」みたいな言い訳して。
ヨコシマウマ:
明日からダイエットって言って、ケーキ食べてる人もいるのとかも一緒ですかね。
シマウマ:
なかなか良い例えだね。ヨコシマウマさん。
ある意味60歳まで引き出せないというのは意志の弱い人にとってはメリットでもあるんだよ。
(その3に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その3) - よこしまうま日記
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始め、紆余曲折、色々ありましたが何とか「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続きを完了させます。ただ、とにかく急いで移換手続きだけをシマウマに無理を言って進めてもらっただけなので、本当のメリットもデメリットも理解していません。ちゃんと理解できるんでしょうか?
前回のお話:「ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その8)」
はこちら ↓
以前シマウマが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」のデメリットを言いかけたけど、デメリットの前に移換手続きを進めてほしい旨をお願いした時の話「ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その11)確定拠出年金(個人型)へ移行する?(2019-01-26)」はこちら ↓
ヨコシマウマ:
やったーぁ、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」できるようになった。これで将来、老後は安泰だぞぉ。シマウマさんのおかげです。ありがとうございます。
シマウマ:
ヨコシマウマさん、喜んでいるところに水を差すようだけど、確定拠出年金にも良いことばかりじゃなくて、デメリットと言われていることもあるんだよ。
ヨコシマウマ:
え?!そうなの?何でそれ先に言ってくれないんですか?
シマウマ:
あのー、ちゃんと言おうとしたけど。。。。
ヨコシマウマさんがそれを遮って、デメリットよりも先に「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続き教えてほしい、って強く言ったんでしょ!忘れたの?(2019-01-26:のブログ)
ヨコシマウマ:
ありゃ、すっかり忘れていました。すみません。私ヨコシマウマのクセして猪突猛進なところあるんですぅ。今の職場のイノシシ部長みたいでしょ?
教えてくださいぃ、デメリットぉ。
シマウマ(の心の声):
ああ、忘れてたこと自体は想像つくし、猪突猛進なのは知ってるよ。
だけど、いきなり自分の職場のイノシシ部長って言われても知らないよ。誰だよそれ?なんで相手のこと考えずにこう話がどうでもいい方向にいつも進むんだ?
そしてデメリットを教えても、たぶんそれもすぐ忘れるんだろうな。
シマウマ:
実は、確定拠出年金で貯蓄したエサは早くても60歳まで引き出すことができないんだ。だから、目先の生活で食べたいエサの量が増えたり、給料としてもらえるエサが減ったりして足りなくなっても60歳までは原則預けたエサは食べられないんだ。
そして、毎月「iDeCo(個人型確定拠出年金)」にエサを預けるのが苦しくなっても 途中解約はできないんだ。
貯蓄するエサ(掛け金)を最低額の5,000g(5,000円)まで引き下げて続けるか、払い込みを中止して運用だけ続けるか、どちらか選択しなくてはいかないんだよ。
いずれにしても60歳までその状態を続けないといけないんだ。
ヨコシマウマ:
ありゃ、そりゃ大変かも。私は60歳まで大丈夫かな?
シマウマ:
確定拠出年金は本当に60歳まで使わなくていい、余裕(エサ)資金でやるべきなんだ。だから、本来は自分の生活費がこれからどうなって、何歳でどれくらい必要になる、だから60歳まで食べなくていいエサ(使わないお金)はこれくらいだろう、ってことを考えてから確定拠出年金はやるべきかもしれないね。
ライフサイクルの変動で、貯蓄するエサ(掛け金)を変更することもできるよ。ただし、変更は一年に一度だけだよ。
ヨコシマウマ:
そうなんだぁ。じゃあ、それをわかってないまま最高金額の23,000g(23,000円)で始めた私って、すごいよね!
シマウマ(の心の声):
他人事のような言い方してるけど、23,000円積み立てたことは覚えてたのね。
(その2に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その8)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きはとりあえず自分でできる範囲の書類の準備は何とかシマウマに教えてもらって完成しました。そして、ヨコシマウマはあの厄介なテヌキ課長に事業主欄の記載をお願いしに来ました。意外にもすぐ書いてくれたテヌキ課長、いったい何でなんでしょうか?
前回のお話:その7はこちら ↓
ヨコシマウマ:
すいません。そしたらどうしてすぐ書いてくれたんですか?こんな難しそうで面倒そうな書類。私正直この書類の意味全然わかんないのです。全部詳しい人に教えられた通りやってるだけなんです。
タヌキ課長(テヌキ課長):
だろうね、ヨコシマウマさんが「iDeco(個人型確定拠出年金)」をちゃんと理解して進めようとしてるとはとても思えなかったしね。私は個人的に全くやる気もないし、理解する気もないよ。それに「iDeco(個人型確定拠出年金)」をやりたいっていう話がこの動物園から上がるとも思ってなかったよ。
ヨコシマウマ:
そしたら、尚更なんですぐ書いてくれたんですか?
タヌキ課長(テヌキ課長):
なんかすごい急いでいるようだったから。私がやらないと何度もやるまで催促したでしょ?ヨコシマウマさんのことだから。
ヨコシマウマ:
そうですね。。。私シマウマのクセして、時々猪突猛進のときがあるんで。。。
ヨコシマウマ(の心の声):
多分忘れて、何もしないでいたかもしれないけど。。。
タヌキ課長(テヌキ課長):
私はどうせやらないといけないなら、早く終わらせたいんだよ。何度も何度もヨコシマウマさんが催促に来たら、私の仕事が進まないし、余計なストレスかかるだろ。私はそういうのが一番嫌いなんだよ。
面倒なのは嫌いだから早く片付けて、定時で帰っておいしいお酒飲みたいんだよ。
ヨコシマウマ:
ふーん、色々考えてるんですね、タヌキ課長は。私は何も考えてないけど。
どうやらタヌキ課長は、見た目やる気無さそうだし、口も態度も悪いけど、面倒な仕事を早めに簡単に片づけてる、結構優秀な課長なようです。周りの動物たちからはやる気がなくて手を抜いているように見えてるようですが、やるべきことはしっかり誰よりも早くやっているようです。周りの動物から見てねたみ、やっかみの対象なのかもしれません。
タヌキ課長、ちょっと見直しました。
もちろん、鈍感なヨコシマウマにはそんなことには全く気が付かないですが。。。
【後日、完成した書類を持ってまたシマウマに最終手続きを相談】
ヨコシマウマ:
シマウマさん、書類完成しました。テヌキ課長がすぐ書いてくれました。これで大丈夫ですか?
相変わらず、自分ではよくわからないので、難しいことはシマウマに丸投げです。
シマウマ:
うん、これで大丈夫だよ。後はこれをポストに投函すればいいよ。6か月以内に間に合いそうでよかったね。
ヨコシマウマ:
やったぁ、これで「iDeco(個人型確定拠出年金)」できるぞ。シマウマさんありがとうございます。
シマウマ:
テヌキ課長、すぐ書いてくれたんだね。機嫌がよっぽどよかったのかな?
ヨコシマウマ:
よくわかんないんですが、こういうのはすぐやってくれるみたいです、テヌキ課長は。
テヌキ課長が本当は優秀であることに全く気が付かないヨコシマウマ。シマウマさんにテヌキ課長の本当の姿は全く説明されないままです。こういうところからも誤解が広がるようです、動物の社会は。。。
シマウマ:
ふーん、何にしてもよかったね。
シマウマ(の心の声):
ホント運だけで生きてるな、ヨコシマウマさんは。
こんな感じでやっとこさ念願の「iDeco(個人型確定拠出年金)」を開始できることとなったヨコシマウマ。
移換手続きは一応無事に終了です。良かった、良かった。
ただ、手数料が安いなどの有利な金融機関の選択も自分に合った資産運用となる金融商品の選択もしてません。それにデメリットもまだ理解してません。今後ヨコシマウマの資産運用はどうなっていくのでしょうか?というか、やっぱり「iDeco(個人型確定拠出年金)」を開始したこと自体をまたすっかり忘れてしまうのでしょうか?
タイトルをヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1) - よこしまうま物語に変えて続く
前回のお話:その7はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その7) - よこしまうま日記
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その7)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きは取りあえず自分でできる範囲の書類の準備は何とかシマウマに教えてもらって完成しました。そして、ヨコシマウマはあの厄介なテヌキ課長に事業主欄の記載をお願いしに来ました。拙い説明ですが果たしてどうなるでしょうか?
前回のお話:その6はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その6) - よこしまうま日記
タヌキ課長(テヌキ課長):
ん?どれよ?あぁ、わかったわかった。やっておく。
ヨコシマウマ:
なるべく急いでください、もう時間が無いんです。
タヌキ課長(テヌキ課長):
なんでそんなに急いでるの?私も忙しいんだよ、急に言われてもねぇ。
そしてそんなに「iDeco(個人型確定拠出年金)」やりたいの?私なんて貯蓄するゆとりもその気も無いんだけどね。ヨコシマウマさんは貯蓄できるくらいエサにゆとりがあっていいねぇ。
ヨコシマウマ:
私、前職辞めてからもう5か月ちょっと経ってるんです。6か月以内にやらないとダメなんです。だからお願いします!タヌキ課長!
説明は拙いですが、とにかく必死にお願いするヨコシマウマ。
タヌキ課長(テヌキ課長)の心の声:
今度はテヌキと言いそうにならず、ちゃんとタヌキって言ってくれたな。
タヌキ課長(テヌキ課長):
なんでそんなに焦ってるのかよくわかんないけど、今書くよ。
と言って、タヌキ課長は「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」の事業主が記入する欄を書いてくれて捺印してくれました。
ヨコシマウマ:
ありがとうございます。テっ、あっ、じゃなくて、タヌキ課長!これで「iDeco(個人型確定拠出年金)」できます。
タヌキ課長(テヌキ課長)の心の声:
またテヌキと言いそうになってる、まぁいいけど。
タヌキ課長(テヌキ課長):
せいぜい貯蓄頑張りな、ヨコシマウマさん。
ヨコシマウマ:
はい、頑張ります。
ヨコシマウマ(の心の声):
多分、貯蓄(「iDeco(個人型確定拠出年金)」)やってることを忘れると思うけど。
ヨコシマウマ:
いきなりお願いして、すぐ書いてくれて本当にありがとうございます!助かりました。勤務先によってはこの書類を書いてもらうのに時間がかかるところもあるって聞いていたので実はちょっと不安でした。うちの場合も遅くなるんじゃないかって。
タヌキ課長(テヌキ課長):
私がテヌキ課長だから?
ヨコシマウマ:
いやっ、そういうわけじゃぁ。
タヌキ課長(テヌキ課長):
園内の動物みんなそう言ってるのは知ってるんだ。こっちに来て日の浅いヨコシマウマさんも私のニックネームを誰からともなく教えられたんだろ?実際私は面倒くさいの嫌いだし、いかに手を抜いて楽に生きるかしか考えてないからな。
続きのお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その8) - よこしまうま物語
前回のお話:その6はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その6)
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ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きは取りあえず自分でできる範囲の書類の準備は何とかシマウマに教えてもらって完成しました。あとはあの厄介なテヌキ課長次第です。
前回のお話:その5はこちら ↓
【翌日、ヨコシマウマの出勤(出園)日】
ヨコシマウマは、「iDeco(個人型確定拠出年金)」移換手続きの書類をシマウマに教えてもらいながら理解していないけど書き上げました。その後、人事のタヌキ課長に「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」を書いてもらうよう依頼しに行きました。
ヨコシマウマは自分でうまく説明できる自信がないから、どこに何をタヌキ課長に書いてもらうのかベタベタ付箋をシマウマさんにつけてもらっています。
ヨコシマウマ(の心の声):
よし、タヌキ課長に丁重に頼みに行こう!「テヌキ課長」なんて絶対失言はしないぞ!
ヨコシマウマ:
すいません、テっ、あっ、じゃなくて、タヌキ課長。ちょっとお時間よろしいでしょうか?
タヌキ課長(テヌキ課長):
ん?何だヨコシマウマさんかぁ。忙しいんだから手短に頼むよ。
ヨコシマウマ:
あのー、この前ちょっとお話した確定拠出年金なんですが、「iDeco(個人型確定拠出年金)」をやってみようと思うんです。
タヌキ課長(テヌキ課長):
あぁ、そうですかい。そこまでして将来に向けた貯蓄がしたいのかい?ヨコシマウマさんは。
ヨコシマウマ:
いろいろ忘れっぽい私にとっては、凄く有利な貯蓄の方法かなって思ったんです。だから忘れないうちに始めようと思います。「iDeco(個人型確定拠出年金)」。
タヌキ課長(テヌキ課長):
そうかい。せいぜい頑張って貯蓄すればぁ。私にはまぁ、関係ないけどね。
ヨコシマウマ:
で、テっ、あっ、じゃなくて、タヌキ課長にお願いなんですが。
タヌキ課長(テヌキ課長):
え、お願いって何よ。「iDeco(個人型確定拠出年金)」やって手取りが減る分、毎月のエサの量増やしてくれって言われてもそれはできない相談だよ。私だってこの安月給で何とかやりくりしてんだから!ホントはもっとエサもお酒も欲しいくらいなんだ!
ヨコシマウマ:
いや、お願いはエサの量じゃないんです。エサの量は私小食なんで今のところ何とかなってます。
タヌキ課長(テヌキ課長):
じゃぁ、何?早くしてくれよ。私は忙しんだよ。
ヨコシマウマ:
「iDeco(個人型確定拠出年金)」の手続きをするには、この書類に「事業主」となる仲良し動物園の捺印欄があるのでそれをお願いしたいんです。こういうのは人事のテっ、あっ、じゃなくて、タヌキ課長がご担当なのかと思いまして。
ヨコシマウマは自分で「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」とは長くて言えなかったので、シマウマに付箋を貼ってもらった「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」を出して、短い指で示して「この書類」と説明します。記憶力も理解力も語彙力もいまいちのヨコシマウマにしてはかなり頑張って説明しているところです。
(その7)に続く
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その7) - よこしまうま日記
前回のお話:その5はこちら ↓
ヨコシマウマ、 確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その5)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きであの厄介なテヌキ課長が登場します。そして退職後6か月以内に手続きを済ませないと手数料がかかってしまうことを知ってびっくりするヨコシマウマ。。。。
前回のお話:その4はこちら ↓
ヨコシマウマ:
えー、それ(6か月以内に手続きしないといけない、余計な手数料がかかってしまうこと)早く言ってくださいよ、シマウマさん!!
シマウマ:
・・・・・。(呆れて無言)
シマウマ(の心の声):
早く言ってよって、今まで自分が放置してたのに!これだからバカは困るんだよ、まぁ、悪気は無いんだろうけど・・・。
ヨコシマウマ:
早く、テヌキ課長に頼まないと!正直テヌキ課長に頼むのは気が重いけど、、、。
シマウマ:
そっか、もしテヌキ課長に頼むのに気が進まなくて、時間もかかるんなら、まず移換手続きだけはテヌキ課長関係なくできるからそれだけ6か月経過前にやれば良いよ。確かに新しく「iDeco(個人型確定拠出年金)」を積み立てするにはテヌキ課長に頼まないとダメだけど、新しく積み立てができないだけで今まで積み立てた分の手数料を最小限に抑えられるよ。
ヨコシマウマ:
いや、あのー、今、一緒に手続しておかないと私が忘れちゃうんですよ。今1回で手続きを済ませないと多分一生「iDeco(個人型確定拠出年金)」やらないと思うんです。私にとってこれが「iDeco(個人型確定拠出年金)」を始める最初で最後のチャンスなんです!
シマウマ:
あ、あぁ、そうなるんですか、、、、。
シマウマ(の心の声):
なんでそんなに切実になってるんだろ?なんでそこまで「iDeco(個人型確定拠出年金)」始めたいのかな?ちょっと前までやってることにも気が付いてなかったし、そもそも今は休止状態なのに。。。。
ヨコシマウマ:
そうなんです!今しかないんです!
ということで、タヌキ課長(本人の認めていないニックネームは「テヌキ課長」)に頼んで事業主欄を書いてもらえばいい箇所に付箋をつけて、ヨコシマウマでもテヌキ課長に簡単に頼める状態になりました。
シマウマ:
はい、これでヨコシマウマさんが自分で書くべき書類は完成ね。後は今の職場の仲良し動物園人事のタヌキ課長に頼んでこの書類(「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」)を完成させて。それで、これらの書類一式をこの金融機関の返信用封筒に入れて送ればいいんだよ。
ヨコシマウマ(の心の声):
あれ?シマウマさん、今度はテヌキ課長って言ってないぞ、ちゃんとタヌキ課長って言ってる。
シマウマ:
くれぐれもタヌキ課長が不機嫌にならないように丁重に頼んで、早く書いてもらってね。
もし、タヌキ課長の手続きに時間がかかるなら「個人別管理資産移換依頼書」だけはすぐ出してね。
「テヌキ課長」なんて呼んだら書いてもらえなくなるかもしれませんよ!
ヨコシマウマ(の心の声):
うっぅ、見透かされた!
ヨコシマウマ:
はい、わかりました!シマウマさん、ありがとうございます!
取りあえず、ヨコシマウマが自分でできる範囲は書類の準備が完成しました。後はテヌキ課長次第です。どうなることやら。
(その6に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その6) - よこしまうま日記
前回のお話:その4はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その4)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きには今の職場のタヌキ課長に書いてもらわないといけない書類があるようです。もうちょっと頑張ってもらいましょう。
前回のお話:その3はこちら ↓
ヨコシマウマ、 確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その3) - よこしまうま日記
シマウマ:
テヌキ課長?
ヨコシマウマ:
あっ、テヌキ課長っていうのはタヌキ課長のニックネームです。本人には直接言えないですが動物園のみんな陰でそう呼んでますぅ。もう、テヌキ課課長はいっちゅもやる気がないからそう呼ばれてるんですよ。本人もうすうす気が付いてるかもしれないですけどね。
シマウマ:
また、話が関係ない方向に進んでいるけどいいの?
ヨコシマウマ:
あっ、だめです。本題の「iDeco(個人型確定拠出年金)」の話に戻りましょう。
シマウマ:
公務員と民間企業の会社員とで違うけど、民間企業の仲良し動物園に務めるヨコシマウマさんは「会社員」ってことになるから、「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」っていうこの書類も一緒に添付して出す必要があるんだよ。
ヨコシマウマ:
もう、ホントによくわかんなくなってきたぞ?ついていけないなぁ。
シマウマ:
この「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」はヨコシマウマさんが自分で書く欄と、勤務先である仲良し動物園に書いてもらう「事業主」が書いて捺印する欄があるんだ。ヨコシマウマさんが自分で書く欄はもうほかの書類と一緒に書いてもらったけど、「事業主」が書いて捺印する欄はヨコシマウマさんが職場にもっていって、書いてもらわないといけないよ。たいていは勤務先の人事部が担当するんじゃないかな?ヨコシマウマさんのところで言うとタヌキ課長かな、やっぱり。
ヨコシマウマ:
よし、それも書いてもらえばいいんですね。早く書いて出すぞ。「iDeco(個人型確定拠出年金)」生活始めるぞぉ!
よくわかってないけど、なぜか前向きになってくるヨコシマウマ。この根拠のない前向き性格、さすがです。
シマウマ:
まぁ、そうなんだけど、この「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」は勤務先によっては書いてもらうのに時間がかかる場合があるから早く頼んだ方が良いよ。人事のタヌキ課長のことを「テヌキ課長」なんて呼んで機嫌損ねられたら嫌がらせで書いてもらえなくなるかもしれないよ。
ヨコシマウマ:
そっかぁ、テヌキ課長に頼んでやってもらうなら、うちの場合は結構時間がかかるかもしれないなぁ。やっぱりテヌキ課長に頼むのは気が重いし、急ぐのやめようかな?テヌキ課長の機嫌が良いときを見計らって頼もうかな。
シマウマ:
ただね、ヨコシマウマさんって前の話だと、前職の大東京動物園を退職してすでに5か月ちょっと経ってるんでしょ?
ヨコシマウマ:
はい、そうですよ。前職辞めて4か月プラプラして、今の仲良し動物年に入って1か月ちょっとだからね。それがどうしたの?
シマウマ:
最初に話した移換手続きは退職して6か月以内にやらないと余計な手数料がかかってヨコシマウマさんが損しちゃうんだ。だから、すぐ頼みに行った方がいいよ。テヌキ課長に。
ヨコシマウマ(の心の声):
シマウマさんもついに「テヌキ課長」って言ってるぞぉ。
ヨコシマウマ:
えー、それ早く言ってくださいよ、シマウマさん!!
退職して6か月以内に手続きをしないと手数料がかかって損をしてしまうことを知って焦るヨコシマウマ。
(その5に続く)
前回のお話:その3はこちら ↓
ヨコシマウマ、 確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その3)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続き書類が理解できてないようですがもうちょっと頑張ってもらいましょう。
前回のお話:その2はこちら ↓
ヨコシマウマ:
一緒に出せば良いだけなら簡単だね。やったぁ、これで私も「iDeco(個人型確定拠出年金)」できるぞ。
ヨコシマウマ(の心の声):
2種類も書類があるのか?ますます書類の書き方はよくわかんないけど、シマウマさんに任せておけばいいかな。やっぱり流行りの「iDeco(個人型確定拠出年金)」はやっておかないと流行に乗り遅れちゃうしね。
シマウマが書類の書き方をヨコシマウマに指示します。ヨコシマウマは中身を全く理解してないですが、何もわからず言われた通り書いていきます。
シマウマ(の心の声):
拠出金額と金融商品決めなきゃいけないけどどうしようかな?今ヨコシマウマさんに説明しても多分理解できないし、決められないだろうな?拠出金額だけ一応今のエサの量もあるからどれだけ貯蓄に回せるのか確認するか?金融商品はもう従来と同様元本保証型のにしておこう、とりあえず。後で落ち着いて理解してきたらその時、金融商品の変え方を教えてあげればいいっか。
金融商品を何にしてもどうせ忘れるだろうから、後から恨まれることも感謝されることもないだろうし。。。
なんか、ヨコシマウマさんの前職のカメ先輩が勝手に決めてたって言ってたけど、カメ先輩の気持ちがわかってきたぞぉ。
シマウマ:
ヨコシマウマさん、拠出金額を決めないといけないんだけどどんだけにする?
ヨコシマウマ:
拠出金額?
シマウマ:
毎月いくら積み立てるかってことだよ。エサの量(給料)は大東京動物園時代と比べたら、今の仲良し動物園の方が少ないんだよね?
ヨコシマウマ:
そうですね。大東京動物園は一流動物園だったからね。職場環境は厳しかったけど、エサの量は多かったんです。
シマウマ(の心の声):
大東京動物園のエサの量(給料)とか職場環境とかの話は前したでしょ?また話がずれてきてる。いっつもそうなんだよなぁ。確定拠出年金の話を進めようよ。
シマウマ:
将来への貯蓄や節税効果があるだけど、それで今の食生活が苦しくなったら意味ないでしょ?だから、今のエサの量とヨコシマウマさんの食欲から毎月積み立てるエサの量を自分で決めるべきなんだよ。「iDeco(個人型確定拠出年金)」の場合は毎月5,000g(5,000円)~23,000g(23,000円)まで1,000g(1,000円)単位で選べるんだよ。
ヨコシマウマ:
うーん、どうしようかな。今貰ってるエサの量は以前の職場より少ないけど、私少食だから大丈夫なんだよね。ここは思い切って上限の23,000gにしておこうかな。どうせやってることも忘れるからできるうちにいっぱいやっておこう。
シマウマ:
ヨコシマウマさんは、そういうところ思いきれるし、忘れる前提で考えてるのはすごいね!ある意味尊敬できるよ。じゃぁ、ここに23,000gって書いておいて。それでヨコシマウマさんが自分で書くべき書類は完成だよ。
ヨコシマウマ:
ありがとうございます!シマウマさん。シマウマさんのおかげで簡単に「iDeco(個人型確定拠出年金)」始められそうです。
シマウマ:
うん、ヨコシマウマさんがやるべき手続きとしてはそれだけだから簡単だよ。
ただ、前にヨコシマウマさんが言ってた、確定拠出年金に否定的な今の職場のタヌキ課長いたよね。「iDeco(個人型確定拠出年金)」を始めるにはそのタヌキ課長にちょっとお願いして書いてもらう書類の添付が必要だよ。
ヨコシマウマ:
えぇっ、テヌキ課長に頼まないといけないの?ちょっと気が重いなぁー。何?その書類?
ここにきて、ヨコシマウマのちょっと苦手なテヌキ課長が出てきました。
「iDeco(個人型確定拠出年金)」を始めるハードルが一段上がりますが大丈夫でしょうか?
(その4に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その2)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きはうまくできるでしょうか?
前回のお話:その1はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その1) - よこしまうま日記
シマウマはヨコシマウマの積みあがった書類の山の中から、確定拠出年金の書類を見つけ出し、開封して、現行の金融機関の連絡先の書いてある書類を取り出しました。
シマウマ:
ヨコシマウマさん、この書類に書いてある確定拠出年金の窓口に電話して、個人型確定拠出年金申し込みの手続き書類を送ってもらって。
ヨコシマウマ:
はい、わかりました。
ヨコシマウマが電話します。
ヨコシマウマ:
もしもし、ヨコシマウマと申しますが、今すぐ個人型に移行したいんです!手続き書類送ってください!
はい、お待ちしております!(電話終了)
ヨコシマウマ:
シマウマさん、書類、すぐ送ってくれるって。また後日書き方教えてください。
シマウマ:
はい、いいよ。すぐ送ってくれるみたいでよかったね。
シマウマ(の心の声):
拠出金をいくらにするかとか、どんな商品にするのかとか一切考えてなさそうだけど、それはもう後回しでいいかな。本当はそういうこともじっくり考えて自分に合ったやり方を自分なりに理解してから始めるべきかと思うけど。今のヨコシマウマさんには無理だろうな。まずは手続き進めることだけを優先しよう。
【数日後、書類が届いたのでまたシマウマに相談しています】
シマウマさん、お疲れ様でございます。
シマウマ:
この中にある「個人別管理資産移換依頼書」と「個人型年金加入申出書」に必要事項を記入してポストに投函するんだよ。ちなみにこの個人型確定拠出年金を「iDeco」ともいうんだよ。最近よく聞くでしょ?さすがのヨコシマウマさんでも。
ヨコシマウマ:
なるほど、簡単だね。確かに「iDeco」って聞いたことある。確定拠出年金の個人型のことだったんだ?よく聞くけど何のことかわからなかったから、関わらないようにしてたんだ。よし、これで私も「iDeco」できるぞ。
ヨコシマウマ(の心の声):
書類の書き方はよくわかんないけど、それはシマウマさんに言われた通り書けばきっと大丈夫だろう。
シマウマ:
「個人別管理資産移換依頼書」はあくまで移換の手続きの書類ね。前職時代の企業型確定拠出年金で貯めた分を移換するためのモノだよ。で、「個人型年金加入申出書」が新たに「iDeco(個人型確定拠出年金)」を積み立てるための書類だよ。
ヨコシマウマ:
なるほど、じゃぁ、2つの書類があるのね。新たに「iDeco(個人型確定拠出年金)」を積み立てるには手続きが大変だね。
シマウマ:
書類は2つあるけど、一緒に同じところに提出すればいいんだよ。
シマウマ(の心の声):
書類は2種類ってだけで手続きが大変と思うって、どんだけ事務処理能力低いんだよ?大丈夫か?
全くわかってないながらも「iDeco(個人型確定拠出年金)」の手続きを進めるヨコシマウマ。すべてはシマウマさんの根気良さといいひと具合にかかっています。
(その3に続く)
ヨコシマウマ、 確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その3) - よこしまうま日記