よこしまうま物語

仕事は一応まじめに取り組む会社員だが、仕事は好きになれない。隙あらばやめようと考えている。 老後のことを考えると、毎日コツコツ働くだけではなく、投資や資産運用の必要性を感じているが、頑張ってヨコシマになったとは言っても元来が草食系動物の臆病者なので、なかなか始められない。他人の資産運用を横目で見ながら、美味しいところを真似しようと画策中。

シマウマは何者?(その5)

このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。

 

ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資や資産運用、節税なんてお金のことは全然やってないばかりか興味もなかったのに、シマウマのおかげでちょっとづつ興味を持ち始めます。

 

そして、いつも教えてくれるシマウマは不動産投資で大家さんもやっているようです。シマウマが大家さんを始めたきっかけは学生時代にさかのぼります。どんな展開になっていくのでしょうか?

 

前回のお話はこちら→シマウマは何者?(その4) - よこしまうま物語

 

ヨコシマウマ:

でも、そのカバの大家さんはなんか嫌な感じですね、弱い立場の学生おサルさんに怒って。

 

シマウマ:

確かに夜しゃべってて声は響いたのかもしれないけど、正直それほど大声ではなかったんだ、一応みんな気を付けていたつもりだし。

 

ヨコシマウマ:

そうですよ、そのカバの大家さんは悪い人ですよ!

 

シマウマ:

ただ、エアコンのない部屋で夏だったから当然窓は開いてたよ。だから声は外に漏れてたんだろうね。

 

ヨコシマウマ:

ふーん。

 

シマウマ:

でね、実はこの話には続きがあってね、その後カバの大家さんがそのアパートにエアコンをつけてくれたんだ。

 

ヨコシマウマ:

えっ!?カバの大家さんいい人じゃないですか!

 

シマウマ:

うん、カバの大家さん、うるさいのが嫌なのか、入居者のおサルさんを可哀そうだと思ったのか理由はわからないけどね。まぁ、結果的に私たちが夜うるさかったおかげで、そのアパートに住んでいた友達のおサルさんは部屋にエアコンが付いたんだから、友達のおサルさんは私たちに感謝するべきかな(笑)。

 

ヨコシマウマ:

カバの大家さん太っ腹ですね。お金持ちですね、ポイっとエアコン買えるんだから。私ならエアコン買うにしても自分用だけで精いっぱいで人の分までは無理かな。

 

シマウマ(の心の声):

感謝の話は流されたぞぉ。

 

シマウマ:

そうなんだよ、大家さんってやっぱりお金持ちだったみたいなんだ。それでますます、なんでなんだろうって思うようになったんだ。

 

 ヨコシマウマ:

それで、なんでなんですか?

 

シマウマ:

いろいろ考えたけど、その時自分なりに考えたこととしては、自分が働いて得た給料だけで生活している限りはどんなに高給取りでもお金持ちじゃないんじゃないかってね。

 

ヨコシマウマ:

えっ!?そうなの?意味がよくわかりません。

 

シマウマ:

その友達のおサルさんはしっかりバイトしていたから、学生の稼ぎとしてはそこそこあったはずだけど、毎日忙しそうにしていたし、家賃も払わないといけないからそんなに贅沢はできなかった。自分のお金でエアコン付けたり、もうちょっと家賃の高いエアコン付きのアパートには引っ越しできなかった。

シマウマさんの前職みたいな一流動物園に勤めている人たちみたいな、高給取りで高いスーツ着て仕事をしている人の多くも忙しそうにしていて、気持ちに余裕が無さそうな人が多いよね。そして、たぶんその仕事を辞めたら収入が無くなっちゃって今の生活が続けられなくなるから、あんまり好きじゃない仕事だったとしてもなかなか辞められない、のんびり過ごせない。

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ヨコシマウマ:

じゃぁ、何だったらお金持ちなんですか?

 

続きのお話はこちら→シマウマは何者?(その6) - よこしまうま物語

 

前回のお話はこちら→シマウマは何者?(その4) - よこしまうま物語