ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始め、紆余曲折、色々ありましたが何とか「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続きを完了させます。ただ、とにかく急いで移換手続きだけをシマウマに無理を言って進めてもらっただけなので、本当のメリットもデメリットも理解していません。ちゃんと理解できるんでしょうか?
前回のお話:「ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その8)」
はこちら ↓
以前シマウマが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」のデメリットを言いかけたけど、デメリットの前に移換手続きを進めてほしい旨をお願いした時の話「ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その11)確定拠出年金(個人型)へ移行する?(2019-01-26)」はこちら ↓
ヨコシマウマ:
やったーぁ、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」できるようになった。これで将来、老後は安泰だぞぉ。シマウマさんのおかげです。ありがとうございます。
シマウマ:
ヨコシマウマさん、喜んでいるところに水を差すようだけど、確定拠出年金にも良いことばかりじゃなくて、デメリットと言われていることもあるんだよ。
ヨコシマウマ:
え?!そうなの?何でそれ先に言ってくれないんですか?
シマウマ:
あのー、ちゃんと言おうとしたけど。。。。
ヨコシマウマさんがそれを遮って、デメリットよりも先に「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続き教えてほしい、って強く言ったんでしょ!忘れたの?(2019-01-26:のブログ)
ヨコシマウマ:
ありゃ、すっかり忘れていました。すみません。私ヨコシマウマのクセして猪突猛進なところあるんですぅ。今の職場のイノシシ部長みたいでしょ?
教えてくださいぃ、デメリットぉ。
シマウマ(の心の声):
ああ、忘れてたこと自体は想像つくし、猪突猛進なのは知ってるよ。
だけど、いきなり自分の職場のイノシシ部長って言われても知らないよ。誰だよそれ?なんで相手のこと考えずにこう話がどうでもいい方向にいつも進むんだ?
そしてデメリットを教えても、たぶんそれもすぐ忘れるんだろうな。
シマウマ:
実は、確定拠出年金で貯蓄したエサは早くても60歳まで引き出すことができないんだ。だから、目先の生活で食べたいエサの量が増えたり、給料としてもらえるエサが減ったりして足りなくなっても60歳までは原則預けたエサは食べられないんだ。
そして、毎月「iDeCo(個人型確定拠出年金)」にエサを預けるのが苦しくなっても 途中解約はできないんだ。
貯蓄するエサ(掛け金)を最低額の5,000g(5,000円)まで引き下げて続けるか、払い込みを中止して運用だけ続けるか、どちらか選択しなくてはいかないんだよ。
いずれにしても60歳までその状態を続けないといけないんだ。
ヨコシマウマ:
ありゃ、そりゃ大変かも。私は60歳まで大丈夫かな?
シマウマ:
確定拠出年金は本当に60歳まで使わなくていい、余裕(エサ)資金でやるべきなんだ。だから、本来は自分の生活費がこれからどうなって、何歳でどれくらい必要になる、だから60歳まで食べなくていいエサ(使わないお金)はこれくらいだろう、ってことを考えてから確定拠出年金はやるべきかもしれないね。
ライフサイクルの変動で、貯蓄するエサ(掛け金)を変更することもできるよ。ただし、変更は一年に一度だけだよ。
ヨコシマウマ:
そうなんだぁ。じゃあ、それをわかってないまま最高金額の23,000g(23,000円)で始めた私って、すごいよね!
シマウマ(の心の声):
他人事のような言い方してるけど、23,000円積み立てたことは覚えてたのね。
(その2に続く)