ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その2)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始め、紆余曲折、色々ありましたが何とか「iDeCo(個人型確定拠出年金)」への移換手続きを完了させます。ただ、とにかく急いで移換手続きだけをシマウマに無理を言って進めてもらっただけなので、本当のメリットもデメリットも理解していません。60歳までやめられないことを今知ります。大丈夫でしょうか?
前回のお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1) - よこしまうま日記
シマウマ:
ある意味というよりあらゆる意味ですごいよね。ヨコシマウマさんは。
カメ先輩に言われるがまま中身も理解しないで企業型確定拠出年金始めたヨコシマウマさんはしすごいし、わかってないヨコシマウマさんに強く勧めたカメ先輩もすごい。
そして、今回もデメリットを理解してないのに「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を始めたのもすごいことだよ。普通じゃないね。
ヨコシマウマ:
私ってすごいぞぉ。
シマウマ:
あのぉ、話がヨコシマウマさんがすごいかどうかについてになってきてるけど。。。
確定拠出年金の話に戻らなくていいの?
ヨコシマウマ:
あっ、話戻しましょう。
シマウマ:
預けたエサは60歳まで使えない(食べられない)。だから今後60歳までどれだけ自分や家族がエサを食べるかを考えて、どれだけゆとりがあるかを考えてから確定拠出年金の拠出額を決めるべきなんだ。理想を言えばね。
ヨコシマウマ:
そっかぁ。
結果的に私は体も小さくて少食だから、日々のエサは少なくても一応生活できてきたし、これからもしばらくは大丈夫そうたけど、仕事を辞めちゃってそんなにエサを積み立てられなくなっちゃうこともあるかもね。
シマウマ:
そうだね、ちょっとわかってきたじゃないか、ヨコシマウマさん。
人によっては、確定拠出年金を身の丈以上にたくさんやりすぎて、今の生活が苦しくなってしまってる人もいるかもね。
ヨコシマウマ:
あちゃぁ!それは大変だぁ。どうしよ、どうしよ、私は大丈夫かな?
60歳まで長いかなぁー。それは大きなデメリットかもしれないですね。
シマウマ:
でもさっき話したように、積み立てるエサの量(掛け金)は変更することができるんだ。ただし、一年に一度だけだから気を付けてね。
ヨコシマウマ:
はい、わかりました!
シマウマ:
でも、60歳まで引き出せないことは見方を変えるとメリットかもしれないんだ!
ヨコシマウマ:
んっ?そうなの?
シマウマ:
いつでも引き出せる草食動物信用金庫の普通預金で60歳まで貯蓄し続けようとしても、ついついおいしい干し草食べたいとか、いつも白と黒のシマシマじゃぁ飽きたからってお洒落な赤いシマシマの着ぐるみを高級ブティックで買いたい!、とか言って普通預金を引き出して使っちゃう可能性ってあるでしょ?意志の弱い人ほど、「今回だけは特別、頑張った自分へのご褒美」みたいな言い訳して。
ヨコシマウマ:
明日からダイエットって言って、ケーキ食べてる人もいるのとかも一緒ですかね。
シマウマ:
なかなか良い例えだね。ヨコシマウマさん。
ある意味60歳まで引き出せないというのは意志の弱い人にとってはメリットでもあるんだよ。
(その3に続く)
ヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その3) - よこしまうま日記