ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その5)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。
前回のお話:その4はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その4) - よこしまうま日記
確定拠出年金をヨコシマウマに勧めてくれた前職のカメ先輩。
ヨコシマウマはどこまで理解できるのでしょうか?
ヨコシマウマ:
カクテイキョシュツネンキン、ですか。わかんないです。引退した将来のことも全く考えていないです。今が忙しすぎて全然考えられないし、難しそうなものは興味ないんです。
カメ先輩:
今が忙しい、大変なのはわかる。ワシもそうだから。ただ、みんな必ず歳をとって老いる、老いると体力も落ちる、今のペースでは仕事できなくなる。いつまでもこの過酷な労働条件の大東京動物園にはいられないんだ。特に我々のような人気の低い弱小動物は、いくらでも代わりがいるし。
確定拠出年金はそんな我々弱小動物も安心して老後が過ごせるよう、得になる仕組みなんだ。
ヨコシマウマ:
ふーん、いつになく熱いですね、カメ先輩。
カメ先輩:
ヨコシマウマ、お前が最近忙しそうで疲れている様子だし、そんな時こそやっておいたほうが良いと思ってな。
ヨコシマウマ:
そうですか、ありがとうございます。確定拠出年金って、いったいどんなものなんですか?
ヨコシマウマ(の心の声):
カメ先輩、こういうときってめんどくさいんだよな。でも、怒られるの嫌だから素直に返事しておこう、早くこの話終わんないかな?
カメ先輩:
確定拠出年金っていうのは、今しっかりとした仕事をしていて、多少収入にゆとりのあるうちにいくらかお金を毎月積み立てて預けて、将来60歳になった時にもらえるんだ。仕事を辞めて収入がなくなったとしても安心なんだ。この動物王国の年金もあてにならんからな。
ヨコシマウマ:
貯金みたいなものですか?
カメ先輩:
ただの貯金だけではないぞ。積み立てているうちは積み立てた金額分給料が減ったような扱いになって、その分所得税や住民税が下がるっていう節税対策にもなって、凄い得する仕組み何だ。
ヨコシマウマ:
所得税?住民税?節税?そういうこと言われても私にはわかんないです。私、税金なんて消費税しか払ってないですよ。
確定拠出年金をヨコシマウマに勧めてくれた前職(一流動物園の大東京動物園)のカメ先輩、口は悪そうですが物分かりの悪いヨコシマウマにもちゃんと説明しようとしてくれる面倒見の良い先輩のようです。
ただ、ヨコシマウマは理解力がないだけでなく、源泉徴収で所得税や住民税を納めていることも理解してないくらいです(住民税は厳密には特別徴収といいますが)。
社会人として大丈夫なんでしょうか?
カメ先輩も説明大変だと思いますが、、、、。
その6に続く→ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その6) - よこしまうま日記
前回のお話:その4はこちら ↓
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