ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その8)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。企業型から「iDeco(個人型確定拠出年金)」への手続きはとりあえず自分でできる範囲の書類の準備は何とかシマウマに教えてもらって完成しました。そして、ヨコシマウマはあの厄介なテヌキ課長に事業主欄の記載をお願いしに来ました。意外にもすぐ書いてくれたテヌキ課長、いったい何でなんでしょうか?
前回のお話:その7はこちら ↓
ヨコシマウマ:
すいません。そしたらどうしてすぐ書いてくれたんですか?こんな難しそうで面倒そうな書類。私正直この書類の意味全然わかんないのです。全部詳しい人に教えられた通りやってるだけなんです。
タヌキ課長(テヌキ課長):
だろうね、ヨコシマウマさんが「iDeco(個人型確定拠出年金)」をちゃんと理解して進めようとしてるとはとても思えなかったしね。私は個人的に全くやる気もないし、理解する気もないよ。それに「iDeco(個人型確定拠出年金)」をやりたいっていう話がこの動物園から上がるとも思ってなかったよ。
ヨコシマウマ:
そしたら、尚更なんですぐ書いてくれたんですか?
タヌキ課長(テヌキ課長):
なんかすごい急いでいるようだったから。私がやらないと何度もやるまで催促したでしょ?ヨコシマウマさんのことだから。
ヨコシマウマ:
そうですね。。。私シマウマのクセして、時々猪突猛進のときがあるんで。。。
ヨコシマウマ(の心の声):
多分忘れて、何もしないでいたかもしれないけど。。。
タヌキ課長(テヌキ課長):
私はどうせやらないといけないなら、早く終わらせたいんだよ。何度も何度もヨコシマウマさんが催促に来たら、私の仕事が進まないし、余計なストレスかかるだろ。私はそういうのが一番嫌いなんだよ。
面倒なのは嫌いだから早く片付けて、定時で帰っておいしいお酒飲みたいんだよ。
ヨコシマウマ:
ふーん、色々考えてるんですね、タヌキ課長は。私は何も考えてないけど。
どうやらタヌキ課長は、見た目やる気無さそうだし、口も態度も悪いけど、面倒な仕事を早めに簡単に片づけてる、結構優秀な課長なようです。周りの動物たちからはやる気がなくて手を抜いているように見えてるようですが、やるべきことはしっかり誰よりも早くやっているようです。周りの動物から見てねたみ、やっかみの対象なのかもしれません。
タヌキ課長、ちょっと見直しました。
もちろん、鈍感なヨコシマウマにはそんなことには全く気が付かないですが。。。
【後日、完成した書類を持ってまたシマウマに最終手続きを相談】
ヨコシマウマ:
シマウマさん、書類完成しました。テヌキ課長がすぐ書いてくれました。これで大丈夫ですか?
相変わらず、自分ではよくわからないので、難しいことはシマウマに丸投げです。
シマウマ:
うん、これで大丈夫だよ。後はこれをポストに投函すればいいよ。6か月以内に間に合いそうでよかったね。
ヨコシマウマ:
やったぁ、これで「iDeco(個人型確定拠出年金)」できるぞ。シマウマさんありがとうございます。
シマウマ:
テヌキ課長、すぐ書いてくれたんだね。機嫌がよっぽどよかったのかな?
ヨコシマウマ:
よくわかんないんですが、こういうのはすぐやってくれるみたいです、テヌキ課長は。
テヌキ課長が本当は優秀であることに全く気が付かないヨコシマウマ。シマウマさんにテヌキ課長の本当の姿は全く説明されないままです。こういうところからも誤解が広がるようです、動物の社会は。。。
シマウマ:
ふーん、何にしてもよかったね。
シマウマ(の心の声):
ホント運だけで生きてるな、ヨコシマウマさんは。
こんな感じでやっとこさ念願の「iDeco(個人型確定拠出年金)」を開始できることとなったヨコシマウマ。
移換手続きは一応無事に終了です。良かった、良かった。
ただ、手数料が安いなどの有利な金融機関の選択も自分に合った資産運用となる金融商品の選択もしてません。それにデメリットもまだ理解してません。今後ヨコシマウマの資産運用はどうなっていくのでしょうか?というか、やっぱり「iDeco(個人型確定拠出年金)」を開始したこと自体をまたすっかり忘れてしまうのでしょうか?
タイトルをヨコシマウマ、確定拠出年金のデメリットを知る(その1) - よこしまうま物語に変えて続く
前回のお話:その7はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金(個人型)移換手続きへ(その7) - よこしまうま日記