よこしまうま物語

仕事は一応まじめに取り組む会社員だが、仕事は好きになれない。隙あらばやめようと考えている。 老後のことを考えると、毎日コツコツ働くだけではなく、投資や資産運用の必要性を感じているが、頑張ってヨコシマになったとは言っても元来が草食系動物の臆病者なので、なかなか始められない。他人の資産運用を横目で見ながら、美味しいところを真似しようと画策中。

シマウマは何者?(その4)

このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。

 

ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資や資産運用、節税なんてお金のことは全然やってないばかりか興味もなかったのに、シマウマのおかげでちょっとづつ興味を持ち始めます。

 

そして、いつも教えてくれるシマウマは不動産投資で大家さんもやっているようです。

何でシマウマが大家さんを始めたのか興味を持つヨコシマウマ、どんな展開になっていくのでしょうか?

 

前回のお話はこちら→シマウマは何者?(その3) - よこしまうま物語

 

ヨコシマウマ:

じゃぁ、シマウマさんは何で大家さん始めたんですか?やっぱり多くの人は私もそうなんですけど、自分の住む家のことで精いっぱいで、人に貸す家のことを考える人って少数派だと思うんです。

 

シマウマ:

その話は学生時代にさかのぼるんだ。

 

ヨコシマウマ:

そんな頃までさかのぼるんですか?シマウマさん、学生時代に何があったの?

 

シマウマ:

別に大したことではないんだけど、大学生のときに遠方からの出身者はアパートとか借りて一人暮らし始めるでしょ?私は実家から通ってたんだけど。

 

ヨコシマウマ:

はい、そうですねぇ。

 

シマウマ:

一人暮らししていた友達のおサルさんのアパートにカニさんと行ったときの話なんだけどね。そのアパートはカバの大家さんの家と同じ敷地にあったんだよ。で、夜しゃべってたらカバの大家さんがやってきて「うるさい、何時だと思ってんだ!」って怒られたんだ。

 

ヨコシマウマ:

ありがちな話ですね。

 

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シマウマ:

まぁ、怒られたのは私じゃなくて、その部屋を借りてた友達のおサルさんだけどね。まぁ、その友達のおサルさんは申し訳なさそうにカバの大家さんに謝ってたよ。その様子を見ててこちらも一応反省もしたし、申し訳ないって思ったけど、後から別のことも思ったんだ。

 

ヨコシマウマ:

ちゃんと反省するって、シマウマさんも常識人ですね。

 

シマウマ:

うん、常識人ですよ、私は。

いやっ、話のポイントはそこじゃなくて別に何を思ったかなんだけど。

 

ヨコシマウマ:

あぁ、そうそう、シマウマさんそのとき何を思ったんですか?

 

シマウマ:

長くなるけどいいかい?

 

ヨコシマウマ:

はい、どうぞ。覚悟はしてます。

 

シマウマ:

カバの大家のおじさんって、入居者の学生と比較してそんなに立場が偉いのかなぁ?ってね。その友達のおサルさんはちゃんとバイトもして、お金稼いでそれで家賃も払ってる、(もちろん世間知らずの学生の狭い視野での見方なんだけど)客観的に頑張っているように見える。

対してカバの大家のおじさんは、平日でものんびり過ごしていて正直頑張ってるようには見えない。

同じくらいの年齢のおじさんでも、毎日朝早くから満員電車に乗って仕事に行って頑張ってる人もたくさんいる。それでもカバの大家さんはアパートの一部屋と比べたらもちろん、一般的な家庭の家と比べてもずいぶんと立派な家に住んでいる。

これって不公平ってわけじゃないけど、単純になんでなんだろう?って思ったんだ。

 

ヨコシマウマ:

そこからシマウマさんも大家さん目指したんですか?

 

シマウマ:

いや、当時はそこまでは思わなかったけど、本当に「なんでなんだろう?」っていう思いは持っていて、その後の自分の人生に影響があったのは確かだね。

 

ヨコシマウマ:

でも、そのカバの大家さんはなんか嫌な感じですね、弱い立場の学生おサルさんに怒って。

 

続きのお話はこちら→シマウマは何者?(その5) - よこしまうま物語

 

前回のお話はこちら→シマウマは何者?(その3) - よこしまうま物語