ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その6)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資なんて全然やってないばかりか興味もなかったのに、確定拠出年金についてはひょんなことから興味を持ち始めます。
前回のお話:その5はこちら ↓
ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その5) - よこしまうま日記
確定拠出年金をヨコシマウマに説明するにあたり、あまりに社会常識に欠けるヨコシマウマ。確定拠出年金以前に所得税と住民税の説明から必要になっているみたいです。
カメ先輩お疲れ様です。
カメ先輩:
バカか、所得税とか住民税は動物園の給料から自動で差し引かれて支払ってるんだ、そんなことも知らんのか。お前が毎月動物園から貰っている手取りのエサの量は、税金とかが差し引かれたあとなんだ。確定拠出年金はその税金のところで得が出てくる仕組みなんだ。
ヨコシマウマ:
ふーん、そうなんですか。難しい話ですね。
ヨコシマウマ(の心の声):
なんか全然わかんないぞ。早く終わらないかな、この話。
カメ先輩:
まぁ、いい。お前はわかんないだろうな?要は、将来に向けてただの貯金よりも得するんだ。
簡単に説明すると、毎月動物園から給料としてもらっているエサ、十分にあるだろ、この大東京動物園は一流の動物園だから、エサの量も多いはずだ。
カメ先輩(の心の声):
ヨコシマウマみたいなバカがよくこの一流動物園に採用されたものだな、ほんと不思議だよ。まぁ、バカだけど素直で良い奴だからほっとけないし、心配なんだが。
ヨコシマウマ:
はい、確かにエサはいっぱい貰ってます。食べきれないくらいです。仕事や職場の仲間との関係は大変だけど、エサは充分もらえる職場ですよね。私が体も小さくて、小食なのもありますけど。
カメ先輩:
その余ったエサ、どうしてる?
ヨコシマウマ:
一応貯蓄しています。なんとなく将来のためというか、なんか心配なので。
カメ先輩:
ちゃんと貯蓄しているならえらいじゃないか。そういうところは意外としっかりしているな。本当にバカな奴はもらったエサを有れば有るだけ食べきったり、見栄張って周りの奴にあげたりして散財しちゃうんだ。
ヨコシマウマ(の心の声):
なんかカメ先輩に褒められてるぞ?
「本当にバカな奴」という言い方から、カメ先輩に「バカ」と思われていたことには気が付かないちょっとドンくさいヨコシマウマ。ヨコシマウマはカメ以上にドンくさいけど、それが憎めないところなのかもしれません。
それにしても将来に向けた漠然とした不安から一応貯蓄はしていたヨコシマウマ、保守的で堅実な性格ですね。
その7に続く→ヨコシマウマ、確定拠出年金を考える!(その7) - よこしまうま日記
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