ヨコシマウマ、ふるさと納税で楽しい節税を職場の仲間に教える!?(その10)
このブログは、弱肉強食の資本主義社会では、強者ではなく、明らかに弱者に分類される草食動物2頭(「シマウマ」と「ヨコシマウマ」)が資産運用をおっかなびっくり始めていく物語です。
ちょっとお馬鹿で、ぼんやりふんわり生きていているヨコシマウマ。もともと投資や資産運用、節税なんてお金のことは全然やってないばかりか興味もなかったのに、シマウマのおかげでちょっとづつ興味を持ち始めます。
お得な節税方法の医療費控除とふるさと納税について、仲良し動物園の仲間に教えてあげようとしています。タヌキ課長はヨコシマウマに教えられるまでもなく医療費控除とふるさと納税をやっているようです。しかもかなり詳しそう。ヨコシマウマはついていけるのでしょうか?
前回のお話はこちら ↓
ヨコシマウマ、ふるさと納税で楽しい節税を職場の仲間に教える!?(その9) - よこしまうま物語
ヨコシマウマ:
えっ?!そう(ふるさと納税だけなら確定申告しなくていいんですか?)なんですか?
タヌキ課長(仲良し動物園内での本人に内緒のあだ名はテヌキ課長):
あぁ、医療費控除もセルフメディケーション税制も基準に満たない年はワンストップ特例制度っていうのでやってるよ。
ヨコシマウマ:
ワンストップ特例制度ですか?
タヌキ課長(テヌキ課長):
やっぱり何にも知らないみたいだねぇ。
ヨコシマウマ:
全然わかんないですぅ。教えてください。
タヌキ課長(テヌキ課長):
えぇー、私は忙しいんだけどなぁ。じゃぁ、簡単にポイントだけ教えるからあとは自分で調べてよぉ。
タヌキ課長(テヌキ課長)の心の声:
こういう時のヨコシマウマさんはしつこいから断りにくいんだよなぁ。
ヨコシマウマ:
ありがとうございます、タヌキ課長。はい、簡単にポイントだけで大丈夫です。難しいのはたぶん理解できないので。
タヌキ課長(テヌキ課長):
えぇー、ワンストップ特例制度とは、ふるさと納税をした後に確定申告をしなくても寄附金控除が受けられるんだよ。「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」に必要事項を記入して、寄附した自治体に送ると寄附したうち2,000円を差し引いた金額が翌年の住民税から全額控除してもらえるんだ。
ヨコシマウマ:
んん??もう分からなくなってきたぞ。
タヌキ課長(テヌキ課長):
例えば、50,000円寄付した場合、50,000円ー2,000円=48,000円が、翌年6月の住民税から1年(12ヶ月)かけて差し引かれる。48,000円÷12ヶ月=4,000円の住民税が安くなる。毎月4,000円は大きいだろう!
ヨコシマウマ:
は、はい!
ヨコシマウマ(の心の声):
ついていけなくなってきたぞぉ。今度またシマウマさんに教えてもらおう。
タヌキ課長(テヌキ課長):
ただ、条件があって、1年間の寄附先が5自治体以内であること。
6自治体以上寄附する場合には確定申告が必要だよ。
ヨコシマウマ:
よくわからなくなってきました。
タヌキ課長(テヌキ課長):
まぁ、ヨコシマウマさんや我々仲良し動物園レベルの給料じゃぁ、高給取りじゃないし、ふるさと納税の上限額も高額じゃないから、5自治体も有れば充分だがね。だから、ワンストップ特例で充分なんだ。
ヨコシマウマ:
ならよかったです。私もワンストップ特例使えそうですね。
タヌキ課長(テヌキ課長):
あともうひとつ、個人番号(マイナンバー)のコピーと本人確認書類を添付する必要がある。まさかヨコシマウマさん、なくしてないだろうね?
ヨコシマウマ:
ひぇ~、マイナンバーって何だっけ?そんなに大事なものだっけ?
ヨコシマウマ(の心の声):
ヤギさんにあげてしまったかもしれない。どうしよう?
タヌキ課長(テヌキ課長)(の心の声):
マイナンバーもわかってないのか?大丈夫かこいつ?ふるさと納税とか節税対策とか以前の問題だぞ?
タヌキ課長(テヌキ課長):
万が一ない場合には、個人番号が記載された住民票の写しでも大丈夫かな。今後のために再発行しときなさいね。
ヨコシマウマ(の心の声):
タヌキ課長がずいぶん丁寧に説明してくれるなぁ。ご機嫌なのかな?全然テヌキじゃないぞぉ?
ヨコシマウマ:
はいぃ。家に帰ったらすぐに確認します。
あ~良いこと聞きました!私も医療費控除で確定申告する基準に満たない年は、ワンストップ特例使えばいいんですね。
今年のヨコシマウマの場合は、すでに金歯の治療費で10万円超えていること、医療費控除で確定申告をどのみちすることはすっかり忘れて、ワンストップ特例に興味が行ってしまっているのでした。。。
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ヨコシマウマ、ふるさと納税で楽しい節税を職場の仲間に教える!?(その11) - よこしまうま物語
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